木野雅之 KINO Masayuki (ヴァイオリン)
日本フィルハーモニー交響楽団 ソロ・コンサートマスター
桐朋学園を経て、ロンドンのギルドホール音楽院に学び、名匠ニーマン教授に師事する。音楽院卒業後も、ナタン・ミルシュタイン、ルッジェー口・リッチ、イヴリー・ギトリス等3人の巨匠に師事、研鑽を積んだ。1983年、イタリアのロドルフォ・リピツァー、84年、ロンドンで開催されたカール・フレッシュ、88年ベルリンのルッジェーロ・リッチ、90年、アメリカのパームビーチ等の国際ヴァイオリン・コンクールに優勝。85年パリでのメニューヒン国際コンクールで、サロン音楽特別賞を受賞、87年には『ロイヤルオーケストラ協会シルバーメタル』(英国)を授与されロンドン記念演奏会を行った。英国と日本を拠点にコンサート活動を行っており、ロイヤル・フィル、ベルリン響、ポーランド国立放送響、モスクワ放送響など数多くのオーケストラと共演を重ねている。また、サンレモ、オールドバラ、別府アルゲリッチ等国際音楽祭への参加も多く、RTSI(スイス)のテレビ・ラジオに出演するなど海外での活躍もさかんである。01年には、コンサート「パガニーニの魅力」を開き、テレビ朝日ブロードバンド・ライブサイトにて放映された。03年7月にはフランス・カシス音楽祭にてギトリス、リッチ、アルゲリッチと共演。オクタヴィア、SMC他より多数のCDが発売されており、いずれも高い評価を得ている。
名古屋フィルのコンマスを経て、93年4月より日本フィルのコンマスに、02年7月よりソロ・コンサートマスターに就任、現在に至る。世界各地にてマスター・クラスを開催する他、桐朋学園、武蔵野音大、東京音大でも後進の指導にあたっている。また、球磨川音楽祭、豊岡こうのとり音楽祭、スコットランドDG地球救援音楽祭の音楽監督を務める。使用楽器は恩師リッチから譲り受けた1776年製ロレンツォ・ストリオーニ。
公式ホームページ http://masakino.com/